取材ノート
食のシーンをワンランクアップ! LODGEスキレット 前編

2015年10月28日UP
料理好きたちから、にわかに注目を集めている調理器具「スキレット」。複数社から発売されているようですが、いずれも品薄状態という噂です。今回は、数あるスキレットの中でも有名なLODGE(ロッジ)を取り扱われている株式会社エイアンドエフ マーケティング部 赤木夕子さんにお話を伺いました。

「スキレット」とは、
そもそもどういうものを指すのでしょうか?

赤木さん:
鉄で出来たフライパンのことを指します。

昨今、急に「スキレット」人気が高まったように感じますが、
その理由はなんだと思われますか?

赤木さん:
SNSの普及により、自宅でスキレットを使いオシャレに料理している写真を公開する方が増えました。それを、メディア等に取り上げられたのがきっかけで、幅広い層に知られていったためだと思います。

確かに、Instagram(インスタグラム)等でも、
スキレットをつかった素敵な食卓の画像を見かけますね。

LODGEのスキレットの特徴を教えていただけますか?

赤木さん:
LODGEは1896 年に、アメリカのテネシー州で誕生しました。以来100 余年、4 代に渡って受け継がれ、「よい道具を選ぶことが、おいしい料理をつくる第一歩」を信念に、アメリカのNo.1 キャストアイアンメーカーに成長しています。LODGEの商品は、鋳鉄で出来ていて、熱伝導の良さと、一度熱されると冷めにくいという特徴があります。また、5ミリという肉厚な作りがその特性をさらに高めており、素材への火のあたりがやわらかく、じっくりとムラなく加熱でき、うま味を凝縮しながら調理出来ます。鉄というよりもむしろ石に近い調理器具です。

人気があるのは、どのタイプですか?

赤木さん:
重さや大きさが使用しやすい内径15.5cmの「6 1/2インチ」タイプが人気です。こちらで慣れた方が、「9インチ」や「10 1/4インチ」のタイプも揃えていく方が多いですね。

スキレット 6 1/2インチ

スキレット 6 1/2インチ

スキレット 9インチ

スキレット 9インチ

スキレット 10 1/4インチ

スキレット 10 1/4インチ

やはり、「6 1/2インチ」タイプが人気なのですね。
書店で、このサイズを使ったレシピ本を見かけましたが、
そのまま食卓に出しても、かわいらしいなと思います。

鋳鉄製とのことですが、
長く使い続けるためのお手入れ法を教えてください。

赤木さん:
調理した後は、3つのお手入れを施して
とにかくサビさせないことがポイントです。
 
1)洗う
洗剤を使わずに、たわしなどで汚れを落とします。焦げ付いてしまった場合は、スクレーパー等を使って焦げを取ります。
 
2)乾かす
洗ったスキレットは、火にかけて微小孔に入った水分まで十分に乾かすのがサビを発生させないコツです。ハンドル部分まで、全てをよく乾かしてください。
 
3)塗る
スキレットが熱い内に食用油を塗り、油を微小孔にまで浸透させます。キッチンペーパーなどを使い、スキレット全体に馴染ませることにより、表面を滑らかにします。

大事にお手入れすることで、使い勝手も愛着も増しますね。
後編では、LODGEのスキレットのよさをいかしたおすすめレシピをご紹介します。

取材協力
株式会社エイアンドエフ
http://www.lodge-cooking.com/

取材 / 文:野菜ソムリエ タナカトウコ