取材ノート
今シーズンより新たな2種類がラインナップ! 人気のミニトマト「あまえぎみ」が6種類に。

2015年12月8日UP
 「甘くて黄色いミニトマトをつくろう!」と愛知県豊橋市にて試行錯誤が始まったのが2005年。そして4年後の2009年には、選ばれし高糖度イエローミニトマト「あまえぎみ(甘恵黄味)」が、満を持して市場デビューしました。いまや、豊橋市を代表する人気のブランドに成長した「あまえぎみ」は、東京駅GRANSTA DININGにある野菜ソムリエのジュースキッチン「百果百菜」でも期間限定商品として人気を博しました。

百果百菜POP

 さて、この「あまえぎみ(甘恵黄味)」という名前。愛称募集して集まった81点の候補のなかから、生産者とJA豊橋関係者で検討を重ねて決められたのだそうです。漢字で見ると、ブランドの特徴をしっかりと表現した愛称だということがよくわかりますね。

あまえぎみイエローほ場

 名前にもある通り、当初の「あまえぎみ(甘恵黄味)」は「イエローミニトマト」のみ。その後、イエローに加えて、オレンジ、みどり、タイガーの4種類となりました。
 そして、今シーズンより新たにチョコ、クレアが加わり、6種類のラインナップとなり、「あまえぎみ」として商標登録もされたのだとか。

あまえぎみイエロー・オレンジ・みどり盛り合わせ

<「あまえぎみ」の食味の特徴>
●イエロー
 皮が薄く柔らかく、酸味甘みのバランスがよい
●オレンジ 
 コクが強くネットリとした食感で、甘みが強い
●みどり
 実が固め、シャクシャクとした食感が特徴
●タイガー
 皮がしっかりして、果肉が厚く食べ応えがある
●チョコ
 ジューシーで甘味が強く、コクがある
●クレア
 従来のミニトマトからは想像出来ない爽やかな口当たりと、しっかりした甘さが特徴の新感覚なトマト

 糖度の基準をクリアした甘いミニトマトであることが、あまえぎみの特徴。6種類のラインナップとなって、食卓がカラフルになるだけでなく、それぞれに違う食感を楽しめるのもいいですね。

新品種「クレア」

新品種「クレア」

 産地に栽培のこだわりを伺うと、「日々トマトの生育管理を徹底して栽培し、高い糖度を確保すること」だそう。そして、「何よりも生産者さんたちが『あまえぎみ』を大好きで、わが子のように大切に大切に育て、選りすぐった自慢の「あまえぎみ」を出荷していることが、最大のポイントだと思います」とのこと。
 毎日、生産者全員分の糖度検査を行い、月1回、お互いのハウスを見て回るほ場巡回も行って品質確保もばっちりだそうです。
 生産者のそういう声を聞くと、食べたくてうずうずしちゃいます。

ハウスの中で光をたっぷり浴びて育つ

 産地おすすめの食べ方を聞くと「とても甘いミニトマトなので何もつけずにそのまま食べてもらいたい」と。また「みどりやタイガーはやや大粒で果肉がしっかりしているので、軽く火を通すとさらに甘みが感じられます」とのこと。料理が苦手な方や忙しくて調理時間をとれない方には、うってつけですね。
 「あまえぎみ」は、10月末くらいから出荷しはじめ、12月にはマルエツやライフなどの大手スーパーの店頭にも並ぶ予定。「ぜひお近くのスーパーで『あまえぎみ』を探してみてください!」とのこと。早速、探しに行かなくちゃ!

取材協力
JA豊橋 http://www.ja-toyohashi.com/brand/minitomato.html

取材 / 文:野菜ソムリエ・ベジフルビューティーアドバイザー タナカトウコ