菜果図録
夏が旬の南国元気野菜 : 空芯菜

2015年7月8日UP
中華料理やタイ料理の炒め物などでおなじみの空芯菜は、その名の通り、茎の内部が空洞になっている南国野菜。熱帯アジア原産で、高温多湿を好み、7月から9月にかけての夏場に旬を迎えます。
ヒルガオ科サツマイモ属に分類され、日本ではヨウサイやエンサイ、小さなアサガオのような花を咲かせることからアサガオナとも呼ばれ、古くから栽培されている沖縄ではウンチェーの名で親しまれてきました。
湿地や水田で育つため、英語ではwater spinach(水のホウレンソウ)とも。最近は生食用のサラダ空芯菜も生産されています。

栄養面では、鉄分、カルシウム、ベータカロテンが豊富で、ホウレンソウと比較してみると、鉄分は約3/4、カルシウムは約1.5倍もあります。
購入時には、葉に傷みや変色がなく、しおれていないものを選び、鮮度が落ちやすいので早めに使い切るのがポイントです。
葉は柔らかく、茎はシャキシャキとしており、二つの食感が楽しめるのが空芯菜の魅力。くせのない風味は、定番の炒め物はもちろん、和え物やみそ汁の具にも。夏の元気野菜、空芯菜を上手に使いこなして、猛暑を乗り切りましょう。

 シャキシャキの食感を楽しむ 空芯菜のドライカレー


シャキシャキの食感を楽しむ 空芯菜のドライカレー

青菜炒めでおなじみの空芯菜をドライカレーに。火の通りが早いので、シャキシャキとした食感を残すために、空芯菜は最後に加えます。今回は、玉ねぎとパプリカを使いましたが、エリンギ、しめじ、なす、ミニトマトなど、好みの野菜を加えてアレンジをお楽しみくださいね。

作り方
空芯菜10本は1センチの長さに切り、玉ねぎ1/2個とパプリカ(赤・黄)各1/4個は1センチ角に切り、EXオリーブオイルを熱した鍋で玉ねぎが透明になるまで炒めてから、鶏ひき肉(100g)とおろしにんにく小さじ2を加え、軽く塩こしょうを振って炒め合わせ、全体に火が通ったら空芯菜とパプリカも加えて炒め、最後にカレーパウダー大さじ1~2を振り入れて味を調える。

文/写真:野菜ソムリエ 堀基子